考える技術書く技術

 ビジネス文章の作成目的は、読み手の疑問に答えることである。従って、読み手の疑問を把握することが最重要となる。そのための手法として、OPQ 分析が有用である。OPQ 分析とは、読み手のObjective 、Problem 、Question を推測する。次いで、そのanswerとなる文章を書く手法である。この手法をもとに、伝えるべきメッセージを決定する。

 人は、一度に覚えられる物事の数が限られている。そのため、正しく伝えるためにはメッセージを構造化する必要がある。その技術が、ピラミッド化である。

 一般的に、ビジネス文章の論理展開では帰納法を用いる。その際、前提(下部メッセージ)が同じ次元か、前提と結論(上部メッセージ)が論理的に繋がっているかに注意する。

 上記の確認方法として、つなぎ言葉チェックを推奨する。同一のつなぎ言葉(なぜならば など)を各文章の冒頭に組み込み、文が成り立つか否かで判断するのである。

 メッセージ作成のコツは、一文で簡潔に示すこと、読み手のレベルに合わせたメッセージとすることである。

 これらのトレーニングとして、1日1回のピラミッド作成を推奨する。