傲慢と善良

架と真実は婚活アプリを通して出会い、婚約する。真実は架にストーカー被害にあっていることを以前から訴えており、架は真実がストーカーに連れ去られたと考え捜索する。捜索する中で真実の知らなかった過去や性格を知るとともに、自分自身を見つめ直していく。

 

感想

婚活、恋愛を主題としながら、人間の心のうちを描いていく。人は様々な場面で相手の価値を見定めようとする。恋愛に限らず通ずるものがある。

 

 

ライオンのおやつ

余命を宣告された主人公は、瀬戸内海に位置する島のホスピスに入る。ホスピスでは、毎週日曜日のおやつの時間に、人生の最後に食べたいおやつが、入居者のおやつにまつわるエピソードとともに振る舞われる。このおやつをエッセンスとして、ホスピスでの死に至るまで、そして、死後数日の日が描かれる。

 

感想

後半は不意に涙しながら読み進めた。

義理の祖母が亡くなったとき、頭の上に風が吹いた気がした。死後に、孫娘をちゃんと守りなさいとに来てくれたのかもしれないと改めて思った。

 

 

ひと

突然の事故により父を亡くし、母までも突然亡くした柏木聖輔。頼れる身寄りもなく、東京の大学を中退する。ひとつの出会いから商店街の惣菜屋で働かせてもらう。様々な縁の中から自分の人生を定め、譲れないものを見つける。

 

感想

人物の描写にとてもリアリティがある。

同じ対象を見ていても、その価値は人それぞれであることを気づかせてくれる。最後の終わり方にとても爽快感があり、暖かい気持ちになる。

 

 

ブロードキャスト

主人公、町田佳祐は、全国大会出場を目指して、駅伝に取り組んでいた。惜しくも全国大会出場を逃すが、チームメートの誘いもあり、陸上の強豪校に入学する。しかしながら、合格発表当日にあった事故により陸上を続けることができなくなる。入学直後に出会った同じ中学校出身の正也に誘われ、放送部員として全国大会を目指す。

青春ならではの、嫉妬、葛藤、周りからの評判、などが細かく描写された一冊。

 

 

幸福な食卓

少し変わった家族の物語。

父を辞めると急に宣言した父、父の自殺未遂を機に一人暮らしを始めた母、元天才児の兄。そして主人公の佐和子。

人は見えている部分だけがすべてではないということ、不器用ながらも家族を思う姿が見れる物語。

 

 

科学的な適職

本書では、適職を幸福度の高い仕事として定義し、仕事の幸福度をあげる項目として7つ、幸福度を下げる項目として8つをあげている。

仕事の幸福度をあげる項目は、自由、達成、焦点、明確、多様、仲間、貢献があげられる。一方で幸福度をさげる項目は、ワークライフバランスの崩壊、雇用が不安定、長時間労働力、シフトワーク、仕事のコントロール権がない、ソーシャルサポートがない、組織内に不公平が多い、長時間通勤、があげられる。

上記の項目をチェックするためのテクニックも記載されている。