2022-01-01から1年間の記事一覧

強運の持ち主

デパートの一角で占い師として働く吉田幸子。母親を事故で亡くした少年、義理の父とうまく関係を築きたい高校生、終わりが見える青年、最強の運の持ち主の彼氏。占いを通し、彼らの人間模様を描く。 強運の持ち主 (文春文庫) 作者:瀬尾 まいこ 文藝春秋 Amaz…

傲慢と善良

架と真実は婚活アプリを通して出会い、婚約する。真実は架にストーカー被害にあっていることを以前から訴えており、架は真実がストーカーに連れ去られたと考え捜索する。捜索する中で真実の知らなかった過去や性格を知るとともに、自分自身を見つめ直してい…

ライオンのおやつ

余命を宣告された主人公は、瀬戸内海に位置する島のホスピスに入る。ホスピスでは、毎週日曜日のおやつの時間に、人生の最後に食べたいおやつが、入居者のおやつにまつわるエピソードとともに振る舞われる。このおやつをエッセンスとして、ホスピスでの死に…

ひと

突然の事故により父を亡くし、母までも突然亡くした柏木聖輔。頼れる身寄りもなく、東京の大学を中退する。ひとつの出会いから商店街の惣菜屋で働かせてもらう。様々な縁の中から自分の人生を定め、譲れないものを見つける。 感想 人物の描写にとてもリアリ…

ブロードキャスト

主人公、町田佳祐は、全国大会出場を目指して、駅伝に取り組んでいた。惜しくも全国大会出場を逃すが、チームメートの誘いもあり、陸上の強豪校に入学する。しかしながら、合格発表当日にあった事故により陸上を続けることができなくなる。入学直後に出会っ…

幸福な食卓

少し変わった家族の物語。 父を辞めると急に宣言した父、父の自殺未遂を機に一人暮らしを始めた母、元天才児の兄。そして主人公の佐和子。 人は見えている部分だけがすべてではないということ、不器用ながらも家族を思う姿が見れる物語。 幸福な食卓 (講談社…

科学的な適職

本書では、適職を幸福度の高い仕事として定義し、仕事の幸福度をあげる項目として7つ、幸福度を下げる項目として8つをあげている。 仕事の幸福度をあげる項目は、自由、達成、焦点、明確、多様、仲間、貢献があげられる。一方で幸福度をさげる項目は、ワーク…

直感で発想 論理で検証 哲学で跳躍-経営の知的思考

経営判断を行う上での考え方。 事例紹介として、ヤマト運輸 小倉昌男、日清食品 安藤百福、川崎製鉄 西山彌太郎、ホンダ 本田宗一郎 が紹介されている。 以下、気になった事例 最後は神様に託す(小倉昌男) 常に考えていると身近なところから直感が得られる…

ただいま神様当番

毎朝同じバスに乗り込む5人。 それぞれに神様当番が回ってくる。 神様からのお願いを叶えるためにそれぞれが日々の生活や考え方を改め、それぞれの日常を変えていく物語。 ただいま神様当番 作者:青山美智子 宝島社 Amazon

ユダヤ人の大富豪の教え

ユダヤ人の大富豪の教えを書いた本。 気になった箇所は下記のとおり。 夢を追いかけるのを忘れて、安定した人生を選んだ人間は、言ってみれば『退屈な人生を生きる終身刑』を自らに科しているのに等しい 人生を信頼すること。必ず助けは来る。人生を信頼でき…

神様からひと言

お客様の声は神様からのひと言。 主人公の会社の社訓である。 実態は、見栄や保身の塊だらけの上層部のおもちゃのような会社。 最後に主人公がその実態を暴くストーリー。 神様からひと言 (光文社文庫) 作者:荻原 浩 光文社 Amazon

自分の中に毒を持て

岡本太郎の自著。 人はなんのために生きているのか、考えさせられる本。 自分の人生を生きろ という強烈なメッセージの本 自分の中に毒を持て<新装版> 作者:岡本 太郎 青春出版社 Amazon

スイートホーム

阪急の宝塚を舞台にした小説。 洋菓子店のスイートホームの看板娘達、常連客の日常を描いた心暖まる小説。 スイート・ホーム 作者:原田マハ,アンディ・ウォーホル ポプラ社 Amazon

愛なき世界

植物の研究に一身をささげる本村。その本村に恋をする料理人見習いの藤丸の物語。 シロイヌナズナ、PCRなど、なつかしい題材が満載な小説だった。 愛なき世界(上) (中公文庫) 作者:三浦しをん 中央公論新社 Amazon 愛なき世界(下) (中公文庫) 作者:三浦…

うつくしが丘の不幸の家

それぞれの幸せは自分で決めるもの。 外から見て不幸でも自分にとっては幸せな世界なのかもしれない。 それぞれがうちに秘めた苦悩があって、それぞれが幸せを見いだしている。 ほっこりする話が集まった一冊。 うつくしが丘の不幸の家 作者:町田 そのこ 東…

コンビニ人間

普通とは何かを考えさせられる一冊。 人それぞれに価値観がある。 その価値観が大多数と一致しないときに、人は苦しむ。 主人公は、その苦しみと戦い、最後には自分の居場所を見いだす。 コンビニ人間 (文春文庫) 作者:村田 沙耶香 文藝春秋 Amazon

三千円の使い方

自分の周囲の話かと錯覚するほどの身近な話。他人は他人、自分は自分だとわかってはいるけれど、割りきるのが難しい。 とてもリアリティがあるが、温かみにあふれた作品 三千円の使いかた (中公文庫) 作者:原田ひ香 中央公論新社 Amazon

トリップ

様々な年代の日常を描いた作品。 それぞれが何らかの問題をかかえている姿が絶妙なタッチで描かれている。 トリップ (光文社文庫) 作者:角田 光代 光文社 Amazon

ライフ・シフト 100年時代の人生戦略

私達は、親達とは違う時代を生きている。 私達の親や祖父母の世代は、3つのステージを生きていた。即ち、学習、労働、引退である。これらの世代は、お金や家などの有形の資産を父親が、家族や健康などの無形の資産を母親が築いてきた。この生き方が成り立っ…

エフォートレス思考

概要 努力の費用対効果を向上させるための方法論が記載されていた。 多くの人が、日々やらなくてはいけないことに終われている。 頑張りすぎずに、目の前のすべきことに集中して取り組むのがよし、とのこと。 エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大…