ライオンのおやつ

余命を宣告された主人公は、瀬戸内海に位置する島のホスピスに入る。ホスピスでは、毎週日曜日のおやつの時間に、人生の最後に食べたいおやつが、入居者のおやつにまつわるエピソードとともに振る舞われる。このおやつをエッセンスとして、ホスピスでの死に至るまで、そして、死後数日の日が描かれる。

 

感想

後半は不意に涙しながら読み進めた。

義理の祖母が亡くなったとき、頭の上に風が吹いた気がした。死後に、孫娘をちゃんと守りなさいとに来てくれたのかもしれないと改めて思った。