【概要】
片付け屋の大庭十萬里が部屋を片付けられない人の人生を整理していく物語。
片付けられない原因がそれぞれにあり、その個々人の問題を整理して部屋を片付けられるようにしていく。
以下、描写または心に残った言葉。
・他人に都合よく使われている不倫にハマる女性
・お前は特別な人間 何かを掴み取る日がきっと来る と母に言われ、それを同じように孫にも伝えてあげる老人
・優秀な子供ほど地方を出て行ってしまい、親は残されてしまう。たまにくる子供や孫との会話をとても楽しみにしている豪商に住む女性
・子供を亡くした辛さを他人と共有することで乗り越える女性
自分が子供を持つと、本への感情移入も変わってくる。
自分の親や子供に対しての接し方を考えさせられる本。