自分がプロマネをやっていたテーマは、他のテーマと違って会社のコアになる。同列にされては困る という気概でやるべきだった。
そして、若いゆえにそれを期待されていたのだろう。本当に後悔。
概要
『私は「逃げる」ということを、本来の「自分に戻る」ことだと考えています。』筆者の主張は上記の通りである。その上で、どのように考え、行動するかが記載されている。
一般的に、逃げるという言葉は悪いニュアンスで使用される。本書では、むしろ逃げないことが無責任であると記載されている。『過去に生きる人は、周囲に合わせて生きている人です。周囲に合わせている自分というのは、自分の人生に対してそもそも、なんの責任も負っていません。』『追い詰められた時に、逃げられない人が「逃げる」という選択肢を選ぶためには、「周囲に合わせて生きない」と、自分自身で「決める」必要があります。』
所感
自分の人生に責任をもち、逃げるという選択肢も活用することが重要である。
非常にタメになる処世術。
相手が怒っている間に、怒っているポイントとそれに対する反論を考えておく。適切な間合いで反論することが重要。
『こういう時は、ひとまず自分の気がすむまでまず怒らせておいて、一呼吸置きます。いきなり反論するとかえって逆上することもあるので、この「一呼吸」が大事なのだけど...』
内容には概ね同意できる。
感覚的思考は、過去の経験からくるものも含まれるため、熟練度によって異なるだろう。
チームでやる仕事として考えた場合は、関係者との調整が難しいだろう。
自分が何をしたいのか、どうなりたいのか、わからなくなっている。
きっかけは部署異動だった。
少し前までは、海外の環境で研究をし、その環境で一旗揚げたい、その一心だった。
テーマのステージアップとともに部署の異動が決まった。
それと同時にプロジェクトマネージャーの移管も決まった。
テーマがさらに進むことも見届けたい。
一方で、この歳でマネージメントから外れることの不安もある。
一年たりとも無駄に過ごしたくない。
時間は未来から過去に流れる
一般的には過去の積み重ねが今、その先が未来と考える。実際は未来が原因で今の自分がある。川の流れと同じように、今の自分を通りすぎてしまった過去は変えられないが、上流は変えられる。
まずは、実現したい未来を決めること。その未来をつかむために行動を始めること。
ローンの相談会に行ってきた。担当者二人出てきたが、一方とは会話がなかなか成り立たなかった。理由は、前提の違い、信頼関係、話のスピード感にあると感じた。強く感じたシーンをいかに記載する。
僕たちは住宅ローン減税とローンの組み方について質問した。質問の意図は、一人でローンを組む場合と二人で組む場合を比較して、減税と手数料の観点からどちらが得かを知りたかった。この会話の時、僕たちの頭にはペアローンしか頭になかった。そして、相談にいったローン会社は、連帯債務しか頭になく、手数料はどういう組み方でも一緒ですの一点張りだった。連帯債務という概念があることん知らない僕たちにとっては全く話が理解できなかった。
このやり取りをする前にも、話が噛み合わない、この人たちは大丈夫なのか?という不信感があった。相談の早々に信頼残高が激減していた。そのために、本来は素直に理解に努めるべきものが、間違った情報を与えてきているのではないか?という疑心がうまれ、自分の知らない情報をうけいれることができなかった。
話のスピード感では、テンポと話のトーンがずれており、いつ話が終わるのかわからなかった。不思議な間合いも幾度となく訪れた。