概要
山岳ベース事件を題材にした小説。
最後は予想もしない結末が待っていた。
所感
自分が生まれる前の出来事であり、名前しか知らない事件だった。過去の事件を知らず、教養のなさを実感した。
概要
山岳ベース事件を題材にした小説。
最後は予想もしない結末が待っていた。
所感
自分が生まれる前の出来事であり、名前しか知らない事件だった。過去の事件を知らず、教養のなさを実感した。
転職エージェントと初めて話した。
厳しい現実を突きつけられた。
入社以来の10年弱やってきたことは全く評価されない。
もっとはやくいまの部署に移るべきだった。
【概要】
片付け屋の大庭十萬里が部屋を片付けられない人の人生を整理していく物語。
片付けられない原因がそれぞれにあり、その個々人の問題を整理して部屋を片付けられるようにしていく。
以下、描写または心に残った言葉。
・他人に都合よく使われている不倫にハマる女性
・お前は特別な人間 何かを掴み取る日がきっと来る と母に言われ、それを同じように孫にも伝えてあげる老人
・優秀な子供ほど地方を出て行ってしまい、親は残されてしまう。たまにくる子供や孫との会話をとても楽しみにしている豪商に住む女性
・子供を亡くした辛さを他人と共有することで乗り越える女性
自分が子供を持つと、本への感情移入も変わってくる。
自分の親や子供に対しての接し方を考えさせられる本。
第14章 フィードバックを求め、間違いを正す
目標を達成する過程でフィードバックは必須
否定的なフィードバックは悪いものではない。有害な反応は、回避させ、離れさせようとする後ろ向きな反応。方向を自己修正する事。決して、『自分はそんな人間ではない』、『うまくいきすぎだ。どこかで失敗する』などと思ってはいけない。本当にそうなってしまう。
→最後の部分はまさにいまの自分の思想。
そして、これを思わせるのは、今までの環境も一つ要因だろう。親に言われてきた『そんなうまくいくわけない、君な頼むと必ずやり直しが入り二度手間だ』、友達に言われてきた『失敗した方が君らしいね』これらが、常に心にこだましている。
第15章
私たちは環境上のコンフォートゾーンに踏みとどまっているとき、十分でない、あるいは良好すぎると思う状況にあえて身を置こうとはしません。潜在意識下で制限区域をつくり出しー「自分にはこれで十分だ」ーそこからでることはありません。
ストレスを感じるのは、自分はこうでないとわかっているものになろうとするとき、つまり、自己イメージを超えようと努力しているときだけである。
ではどうしたらコンフォートゾーンをかえられるでしょうか?これは実際の場面に遭遇する前に、新たなイメージを潜在意識に刷り込めるかどうかの問題です。
→自分のリーダーのうまくいかなかった案件、社会人博士課程が頓挫している現状、ともに、『自分にはこれで十分だ』という発想が心の奥にあったと感じている。
無料サンプルの抜粋
なぜ論理思考を学んでも知的成果を生み出せないのか?
知的生産の戦略
論理思考(いわゆる思考の技術)は知的成果を生み出すための道具の一部でしかない。知知的生産は、「知的生産の戦略」 「インプット」 「プロセッシング」 「アウトプット」のプロセスからなる。知的生産のクオリティはこの4つのボトルネックによってきまる。論理思考はこの中の「プロセッシング」に該当するが、論理思考がボトルネックとなっていなければ、知的成果のクオリティは向上しない。
知的生産の戦略知的生産を始めるにあたって、まず着手すべきは「知的生産の戦略策定」である。顧客(≒上司)がすでに持っている知識との差別化が最も大きな問題となる。差別化の方向性は、①相手が認識していない問題(=広さ)、②相手が認識している問題の奥深く(=深さ)、のいずれかとなる。この方向性をまず決める。ここで問題となるのが、顧客が誰であるか、要求されているクオリティはどの程度か、活用できるリソース(人、お金、時間)がどの程度か、である。これらを早い段階で合意形成せねば、デスマーチが始まる。上記の3条件が釣り合っていない場合、一刻も早い顧客とのすり合わせが必須である。
都立高校ではツーブロック禁止との校則があるそうだ。
その理由が「外見上の理由で事件に遭うことを防ぐため」とのことである
私見だが、この校則はあってもいいと思う。
ただし、そのためには
1. 外見上の理由で事件に遭うことが増えるという事実
2. 生徒の同意
が必要だ。
1:これは言うまでもない。事実ベースで決定すべきである。
2:憲法、法律、社則 などと一緒であろう。自分たちが必要と思うものをルールとして定める必要がある。極端な言い方をすれば、本人たちが不要と考えるならばルール自体が不要だろう。
現実的には、学区や難易度で校則は異なって然るべきだろう。
事件に遭う可能性が高い場所へ行く確率は、これらの因子にも左右されるだろう。
気になったところを以下に記載。
そもそも思考とは?
思考停止の問題点
思考停止の理由
自分の頭で考える技術
ゴールは8つ持ちなさい
思考は2つに分類することができる。
物理的な脳の活動:何も意図していない時でも行われる情報処理。
創造的な問題解決活動:分析する、意思決定する、問題解決する、仮説を作る など。
本書で取り上げている思考は後者を指す。
言われたことしかやらない、工夫をしない、面倒なことは避ける など。
一昔前の言葉で言えば、指示待ち人間の類に該当する。
このようなタイプの人間は、何度も同じ間違いを繰り返す。
逆に、思考を動かすことができるようになれば、生産性がどんどん高まる、意思決定スピードが早くなる、論理的な分析が速く正確になる、最善の問題解決法が見えてくる などのメリットが見えてくる。最も重要なのは、自分で人生を切り開く力がつく。
思考を停止している限り、他人に左右されて生きることになる。これは、「奴隷の人生」を歩んでいることに他ならない。
前例主義:多くの人が子供の頃から教え込まれてきた、「前へならえ」の精神
知識不足:「脳は知っているものしか認識できない」思考停止していることさえも認識できていない。
ゴールがない:本気で達成したいと思えるゴールがないため、思考を動かすパワーが生まれない。
特に、ゴールがないということが致命的。ゴールを達成することを本気で考え始めることで、現状を疑い問題意識を持ち始め、前例の問題点がわかるようになる。知識を習得するためには、興味が必要となる。ゴール達成に必要な知識であれば身に付く速度が異なる。
・現状を抜け出すこと
・常識を疑うこと
現状を肯定するということは、前例に従うということ、常識も正しいとは限らない。世の中の「普通」を疑い続けること。この世に存在する唯一の普通は「自分の認識」のみ。
トゥールミンロジックという武器を身につける。これは、「データ」「ワラント」「クレーム」からなる。データを集め、そのデータがなぜ主張の裏付けになるかという論拠をもとに、主張する という技術。
仕事、健康、趣味、生涯学習、家庭、ファイナンス、地域活動、社会全体に対する貢献活動
ここで重要なことはお金と仕事を分けること。お金は、そのほかのゴール達成のためのファイナンス活動の一部に過ぎない。
職業とは自分が社会に提供する機能のことを指す。それがお金になるかどうかはどうでも良い。
所感
本書で一貫していたのは、ゴールを持つこと。確かに、ゴールを達成するために考え、知識を習得する。
全体を通して、本書の最後の文章に最も心を動かされた。
「あなたは本当に好きなことをして生きることを目指してみてください。自分の価値を資本主義に乗せてはいけないのです。自分の価値や人生の価値は、あなた方自身が決めればいいのですから。」
自分の父が、定年間近に障害者スポーツのボランティアを始めたこと、還暦後は再雇用を希望せず畑を始めたことを思い出した。
自分の価値を達成するためにお金は必要だが、目的を間違えないようにしたい。そして、生きる時代が違うから、今を生きる私は彼よりも早くそういう選択をしたい。